真鍋島(まなべしま)は、瀬戸内海の笠岡諸島の最南端に位置する小さな島です。岡山県笠岡市に属しています。1970年代には約1,000人の島民がいましたが、現在はわずか200人余りとなっています。

伝説によると、平安時代末期(794〜1185年)に藤原氏の一員がここに水軍基地を設立したとされています。新しい氏族である真鍋氏は、全盛期には近隣の笠岡諸島を支配したと言われています。真鍋城の跡は海を見下ろす丘の上にあり、その他の軍事的な歴史の痕跡が島のあちこちに散らばっています。



明治時代(1868〜1912年)には、漁業で島は繁栄し、集落が形成されました。真鍋島は最近、絵のような雰囲気を保存するために岡山県から「ふるさと村」に指定されました。また、昔の日本を求める映画のロケ地としても時々使用されています。



島には本浦と岩坪の二つの漁村があります。どちらも狭い路地と古い木造建築(その多くが廃墟化しつつある)の雰囲気で知られています。




この島は日本の数十ある「猫島」の一つとしても有名です。基本的に車の通行はほとんどなく、常に目の前にある海が猫たちに豊富な魚のエサを提供しています。



特にフランス人の間でこの島が人気なのは、フロラン・シャヴエのグラフィックノベル『真鍋島 日本』で、彼の島での日常生活が描かれているからです。
真鍋中学校(笠岡市立真鍋中学校)
1949年に建てられた木造校舎は、まだ開いているとされていますが、そのノスタルジックな雰囲気で観光名所となっています。



片側に窓、反対側に教室という広い廊下は、当時の日本の学校建築の典型です。この校舎は1984年の映画『マッカーサーの子供たち』のロケ地としても使用されました。マッカーサー将軍と彼の軍隊による占領を描いた第二次世界大戦のドラマです。

真鍋邸
真鍋氏は平安時代末期に島で最も影響力のあった一族でした。一族の邸宅は国の文化財に指定されています。明治時代に建てられたこの木造家屋は、貴族の邸宅に典型的な書院造りの様式で建てられています。




家のすぐ隣には、樹齢250年を超えるホルトノキがあります。日本語では「ホルトノキ」(文字通り「ポルトガルの木」)と誤って呼ばれていますが、これはオリーブ型の実がポルトガル原産だと信じられていたためです。