那覇と名護という沖縄の都市部を訪れた後、僕等は今、慶良間諸島、とりわけ座間味島と阿嘉島へ向かうフェリーの中にいる。
慶良間諸島
那覇から船で約一時間でいけるその島は美しいビーチとリラックスできる雰囲気で知られている。その島は観光業だけで成り立ってるから、そこもまた牧歌的な場所ではないんだな;) そこは寛ぐための行き先だな。
3,000円するフェリーに1時間乗ったあと、僕等は座間味島に到着する。こんな値段だから、一日で往復するのは避けたほうが賢明だよ;)
座間味島
僕等は2日間そこにステイすることにしたよ、1泊目は慶良間諸島の中の座間未島にある宿ナトゥーラってところに泊まることにした。もてなしも感じがよく、お部屋もとても清潔だ。もちろん、事前常に予約したほうがいいよ、だって沖縄には泊まる所は沢山あるけれど、11月だっていうのにあっという間に予約で埋まってしまうんだ!
その宿のスタッフはフェリー降り場まで僕等を迎えに来てくれて、宿までの道中、僕はジブリに登場するキャラクターが飾られた別の宿を見つける。また僕等は家のエントランスのところに飾られたシーサーを沢山見つけてはそれらを見て楽しんだ。
上の写真を見ると座間味村ってどこかに似てないかな。そのすぐ真正面にあるのが阿嘉島で、座間味と阿嘉島の間にあるのが嘉比島。僕達はこのふたつの島を訪問する予定だ。
座間味の村は特にこれといって何もないけれど、地元の人に沢山出会うよ。特に郵便配達人には驚くほどあちこちで出会うんだ、行くところ行くところにいるんだよ!この村には学校だってあるらしい。
スーパーは簡素で東南アジアでみかけるそれを思い起こさせる。インスタントチャンプルとか、SPAMまである!まだ第二次世界大戦の名残が残ってるんだ。アメリカ兵の為に肉を手に入れるのが難しかったので、SPAM缶で代用されたんだ・・・その後地元の人々に紹介され、それはとっても人気になって今日の沖縄料理の一部にだってなってるんだよ。
そして僕等はここにいる!ぼくらのジブリ友達を見つけたよ、おまけにネモまでいる。
ここの所有者はトトロと一緒に待てるバス停だって作ったんだ、頑張ったよね。あとはトトロと一緒に猫バスを待つばかりだ!
ちょっと遠くにトトロ見つけたよ、でもアニメのそれよりもなんだかちょっと不平不満が多そうな感じだ。
僕等はその後自転車をレンタルして座間味島の探検に出かけた。ほら、これが阿真ビーチだよ、夏にはとっても人気があるらしいけれどその季節が一番最高ってわけじゃない。
道路には、この渋谷の有名なハチ公を連想させられる犬の像があるんだ。これはね、マリリンといって地元の人々が大切にしているみたいだよ、でも何で?
パイナップルを彷彿とさせられるこの果物も多く見かける。それは実はアダンっていうんだ。食べられるみたいだけど、人はあまり口にしないらしいよ、もっとも全然美味しくないらしいから。SPAMと一緒に食べたらどうかな・・・
その後僕等は古座間味ビーチに到着だ、この島ではもっとも有名なビーチだよ。そこはトルコ色の海、透明さと海底の美しさで知られている。
僕は自動販売機で地元色の濃いお茶ボトルを買ってみることにする、でも味は東京にあるものと変わらなかったよ。
さて古座間味ビーチはどんな感じだろう。そこはとっても美しいビーチなんだけど、奥に見えるこの忌まわしいこの建物とか一体何のためにあるんだ?こういうの、ちょっと残念じゃない?廃拠になってるっぽいし、その周りにはゴミ捨て場みたいなのがあったり、鳥かごなんかもあって周りを猫がうろついているんだ。僕等はパラダイスとは程遠い場所にいる。
日本人が国民的に楽しんでる余暇っていったら釣り。僕にも釣りに夢中な友人や同僚がいて、毎回聞いてるんだ、毎週末のように釣りしてて釣った魚はどうするんだ?ってね。彼らはいつもこう答えるんだ。どうにもしないよ、だって最後に水に戻すんだから!嗚呼、いったい何のためにしてるんだ?
実際に本当に釣った魚を水の中に残しているかどうかは知らないけれど、すべてが食べられるってわけでもなさそうなんだ。将来有望な釣り人たちは先生と一緒にいるんだ、だから魚にとっては生き延びる為の水が全然足りないと思うんだけど、言いたいのをぐっとこらえて口出しはしないでおくよ 😛
今度は眺めのよい島の中心部に向かって登っていくことにする。
ハイキングは短時間なんだけど、行ってみる価値あるんじゃない?
もちろんその通り!上からの眺めは最高なんだ!周りを取り囲む沢山の美しい白砂のビーチが見れたし、なんてったって誰もいないんだ!やっと僕等の目指すパラダイスに到着だ。
かなり充実した一日目を終え、ゲストハウスに戻って眠った。翌朝、僕は座間味と阿嘉の間にある小さな島を訪問することを決めた。嘉比島だ。
嘉比島
アクセス代はけっこう高くつく、なぜなら船でたったの5分なのにそこへ行くために1人1,500円船長に支払わなきゃならないんだ。そうはいっても、この小さな無人島を訪れないなんて残念すぎる。
その島はとっても小さくて珊瑚で埋め尽くされている。僕等以外ここに誰もいなくて、すごくリラックスできる。まぁ、とくに何もやることもないし・・・ぐうたらするに限る!
僕等の船が迎えに戻ってきた。背後はすぐ座間味島だ。
今日の儲けをしっかり稼いだ船長を紹介するよ、でもこの人、すっごく親切で豊かな給料に値する!
座間味島のあと、僕達は阿嘉島を訪れた。その島はそんなに人気があるわけじゃないんだけど、僕等が絶対に行きたかった素敵なビーチがあるんだ。
阿嘉島
阿嘉島に到着したところで今度は違う犬に遭遇だ、シロさんという。2つの島で2匹の犬、でもこれってなんか関係があるに違いないよね?
阿嘉島のもっとも興味深いビーチを訪れよう、それは、ニシ浜だ。そこは「シロの出発地点」でもある・・・何だって?出発点?そうなんだ・・・ここはこの記事の愛の物語の始まりでもあるんだよ。というわけで、ここで2匹の犬の物語だ、その物語がこの最終訪問地を心地よく際立たせることを願っているよ!
大輔は民宿をオープンするという計画を胸に抱いて自分の故郷である座間味に戻ることにした。民宿を開くというのは沖縄ではとても流行っているビジネスで、よそ者でさえその為に沖縄に引越しを決心する人もいるくらいだ。大輔は東京で生まれたシロという犬をここに一緒に連れてきた。
友人に再会するにつれてシロは座間味島でマリリンに出会うことになる。2匹の犬はすぐに恋に落ちたんだ、でも大輔は、阿嘉島に民宿を建てることを決めていた。そんなわけで2匹の犬は3.6km海を隔てて離れ離れになってしまう。これはまずい!
でもそんなのはシロにとって障害ではなかった。シロは定期的に彼女に会うために一日かけて3kmを泳いで渡ったんだ。夜にシロは家に戻るんだよ。この儀式は国民的に有名になり、観光客がシロを一目見ようと座間味島に押し寄せたんだ。
那覇へ戻る
状況は複雑だった。大輔のやくざの兄貴が彼の民宿を手伝いに島にやってくることになったが、もっと良くないことが起こってしまった。彼はテレビ局にシロを売り出すことを決め、那覇に連れて行ってしまったことで、シロは人を襲い怪我をさせてしまったんだ。そのことでもちろんテレビ局への売り出しはキャンセルになってしまった。その兄貴分はその後、ベッドにタバコをうっかり落としてゲストハウスを火事にしてしまったんだ。
その頃、マリリンは病気で死んでしまった。シロは、マリリンが死んでしまう前に最後に海を渡った際に足を怪我してしまった。シロは住人や訪れる人たちに面倒を見てもらいながら阿嘉島での暮らしを続けた。それから12年という長い年月を経た後、2000年にシロは亡くなった。この2つの像は、シロの亡くなった年と同じ年に寄付によって建てられた。彼らには6匹の子供がいた。
映画マリリンに逢いたいは、この2匹の犬の物語を生き生きと描いているんだけど、論争もよんだ。それはね、犬に対する扱いがそこであまり良くなかったらしいんだ・・・とりわけ、シロはシロ自身が出演してるんだから!
その物語は最終的にとても悲しいものだけど、慶良間諸島をとても有名にした。正直にいうと、島はその恩恵を受けたんだ!僕はそこに戻って、ビーチで時を過ごしたり、シュノーケリングなんかをして楽しんだ。もし沖縄の島々を訪れることがあったらこれらの地域は絶対はずせないところだよ、だって沖縄本島じゃここみたいな楽園のような場所はないんだもの 🙂
ここで質問。この2匹の犬のオーナーはそれぞれ座間味島と阿嘉島にゲストハウスを所有している。それらのゲストハウスの名前をなんていうか知ってる?そしてどこにあるかわかった?:P
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