
華山の中腹に佇む神上寺
華山(標高713メートル)の中腹に1,300年以上にわたって佇むこの古寺は、8世紀に薬王覚関と徳善上人の僧侶たちによって創建された。



到着したら、二人の守護者に挟まれた堂々たる門をくぐり、寺へと続く道を登ろう。苔に覆われた不揃いの石が、静謐に満ちた雰囲気を演出する。


静けさと禅の境地がこの本物の小さな寺を包んでいる。ほとんど放棄されたかのように見える? 誰にもわからない! いずれにせよ、観光客の群れからは明らかに守られている。季節を問わず、夏の太陽の下でも、燃えるような秋の葉の下でも、風景は素晴らしい。

年月を経た木製の鳥居、苔に覆われた不揃いの石段、散らばる地蔵像…時を超えた雰囲気があなたを包み、別の日本への旅へと誘う。
雪舟の庭、神話か現実か?
画家・雪舟をご存知だろうか? 1420年に岡山で生まれたこの禅僧は、ついには芸術的才能で名を馳せた。大画家・周文の弟子であった雪舟は、墨の濃淡を巧みに操る技で知られ、詩情と霊性に満ちた独自の様式を築いた。
神上寺との関係は? おそらく何もない!


一部の文献は神上寺の境内にある庭を「雪舟の庭」と呼んでいる。画家は山口県と島根県の地域にいくつかの庭を残したとされるが、華山に雪舟がいた証拠は実際には何も見つかっていない。

つまり、神話か現実か。おそらく我々が知ることは決してないだろう。だが、それが「借景」式(借りた風景)の庭の美しさを損なうことはない。像、古木、ふわふわとした苔で満たされた庭は、それ自体として美しい。

