Playful pink lighthouse island paradise

海のUFO:足摺海洋館

1970年代のデザインをまとった、赤と白の十字型のタワー。どこか懐かしい、ひと昔前の時代の匂いがする。本館とつなぐ金属の橋を渡れば、太平洋の海中へと潜り込み、この土地ならではの海の生きものたちに出会える。

足摺海洋館
足摺海洋館

レトロな雰囲気の海中展望塔

竜串の荒々しい海岸線に佇むこの展望塔は、その風変わりな姿で景色のなかにくっきりと浮かび上がる。

1972年に建てられたこの十字型(あるいは「+」型)の建物は、高知県立足摺海洋館に隣接している。アクセスは、波の上を渡る全長54メートルの長い連絡橋から。

足摺海洋館
足摺海洋館

そのコンセプトは? 来館者を「普段着のまま海のなかを散歩する」ように誘うこと。つまり、ダイビングの面倒なしにダイビング気分を味わえるというわけだ! 展望室は浅瀬を360度見渡せる。海面下7メートルに位置していて、閉所が苦手な人にはあまりおすすめできない!

とはいえ、海の生きものが好きなら、直径60センチの大きな丸窓越しに魚たちを眺めるのは格別だ。季節によっては、イワシやアジ、バラクーダに出会えるかもしれない。運がよければ、エイやウミガメの姿を見られることも。

足摺宇和海国立公園と竜串海岸

足摺海洋館がここにあるのは偶然ではない。この一帯は澄んだ海と手つかずの自然で知られている。足摺宇和海国立公園は高知から愛媛まで広がり、奇妙な形をした岩々が目を引く。

足摺海洋館
足摺海洋館

主に砂岩でできたこれらの岩は、何百万年もの時間をかけて海の底から地表へと姿を現した。浸食や地震といった自然の力に削られ、無数の穴や傷を刻まれて、いまの形になった。

足摺海洋館
足摺海洋館

四国八十八ヶ所巡りの名高い遍路道も海沿いを縫うように続き、足摺岬のすぐ近くを通っている。

要するに、レトロフューチャーな装置に乗っての海中探検だけでなく、この美しい自然のなかを歩く理由はいくらでも見つかるということだ。

足摺海洋館
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