阿蘇(熊本県)近くの神秘的な神社が、ますます多くの訪問者を惹きつけています。人気漫画の舞台になったことで、この神聖な自然環境はSNSで話題になりました。冒険の準備はできていますか?

100基の石灯籠が並ぶ参道
体験は檜林を縫う長い石段から始まります。参道には苔むした100基の石灯籠が並んでいます。すぐに神聖な雰囲気を感じることができます。
約270段の階段があり、この場所の隔絶感に大きく寄与しています。「異世界への入り口」と呼ぶ人もいます。この時を超えた道を登れば、その理由がわかるでしょう。



3分の1ほど登ると、緑の苔に包まれた最初の鳥居が、精霊の世界への招待のように現れます。
本殿は急な参道の中腹にあります。上色見熊野座の起源についてはほとんど知られていませんが、14世紀にはすでにお供えが捧げられていたと考えられています。

現在の建物は1722年に再建されたもので、16世紀に焼失した元の建物の後に建てられました。列島に散らばる3,000の神社グループに属し、そのうち4つが高森(熊本県)の近くにあります。
この場所は何千年もの間崇拝されてきたに違いありません。その理由は?本殿のすぐ上にある岩の大きな穴です。



この穿戸岩(うげといわ)と呼ばれるアーチ型の神聖な岩は、強力な「パワースポット」として知られています。頂上まで道を辿ってそこに到達しましょう。
イザナミとイザナギに捧げられた神社
上色見熊野座神社は、その神(神道の神々)であるイザナミとイザナギに捧げられています。伝説によると、彼らは幸せな結婚の後、日本のすべての島々を創造しました。



しかし、物語はバラ色ではありません。イザナミは火の精霊を産んだ後、悲劇的に亡くなります。二人は引き離されます。彼女は死者の世界を見守り、彼は生者の地を守ります。
彼らのシンボルである梛(ナギ)の葉のペアが、境内のあちこちで見られます。この針葉樹は、葉に縦方向の葉脈しかないという特徴があります。

その象徴は、葉が引き裂きにくいように、堅固な結婚を壊すのも難しいということです。これが日本の結婚式でよく使われる理由でもあります。
忘れられた聖地からインターネットスターへ
この辺境の自然の中にあるささやかな神社は、熊本出身の漫画家、緑川ゆきによってスポットライトを浴びることになりました。彼女はここを物語の舞台にしたのです。

最初の漫画は2003年に発表されましたが、2011年に公開されたアニメ「蛍火の杜へ」(ほたるびのもりへ)が大成功を収めました。
物語は、若い少女・蛍と、猫の面をつけた不思議な少年・銀の友情を描いています。この名作は上色見熊野座神社へと続く檜林を舞台に展開します。ファンたちはすぐにこの珍しいロケ地を探し出し、SNSでシェアし始めました。

この神聖な場所の特別な雰囲気と神秘的な美しさは、すぐに人気を高めました。今日では、写真家、漫画オタク、インスタグラマー、一般の訪問者が急な参道の階段で肩を並べています。