Starry night sky in Ogushi, Japan - breathtaking view of Milky Way galaxy.
Breathtaking view of the Milky Way galaxy in the starry night sky of Ogushi, Japan.

天の川:夜の断片

とても遠くて標高の高いところにある廃墟への道中だ。

とても遠くて標高の高いところにある廃墟への道中にいる。残念なことに、道は雪で覆われているため、そこでストップしなきゃならない。でも空を見上げたらそこには奇跡が広がっている。満天の星と天の川が空を埋め尽くしているんだ。僕はエンジンをとめライトを消してみる。最高の瞬間。そこのは僕達しかいなくて、星と宇宙だけが広がっているんだ。あとここにちょっとした物語なんかが加われば最高さ。語っている間に熊がやってきて僕等を襲うなんてことがありませんように。

The Milky Way in Gunma.

織女と牽牛の物語

それは、天で暮らし、そこに住む女性達のために絹のドレスを織る織女の物語だ。ある日、彼女は 牽牛に恋をした。 牽牛は牛と共に地上に暮らし、一日中フルートを吹いていた・・・ある日彼女は彼と地上で暮らすことを決心したが、天帝である彼女の父親によって天に連れ戻されてしまった。しかし父親は天上に住む牛の群れの世話をすることを条件に天で暮らすことを認めた。牽牛は彼の申し出を受け入れた。

The Milky Way in Gunma.

しかし織女と牽牛はお互いを愛するあまり仕事をしなくなってしまった。天帝はそのことに怒り、ついには彼女を銀河の東側に、彼をその反対側の西側に引き離してしまった。もちろんその川は広くて、とても大きい・・・

The Milky Way in Gunma.

彼らは天帝に最後のチャンスを求めた。天帝はついに一年に一回、7月7日にだけ二人が会ってもよいと決めた。それ以来、彼らはお互いに会えることを幸せに感じ、嬉しさのあまり天に涙を流しているのさ。まぁ、こんな物語さ。

Onsen in Gunma by Night.

七夕

この物語にはいくつかのバージョンがあって、ここで語ったのもそのひとつなんだ。日本ではこの2人の恋人を織姫と彦星と呼んでいる。実際にヴェガとアルタイルという実在する星なんだ。これらの星は年に一度だけ出会うことができて、その日以外は天の川によって遠ざけられる。この特別な日に、日本人は短冊におのおのの願い事を書いて葉竹に吊るすんだ。このお祭りは七夕として知られている。“7番目の夜”っていう意味だよ。このお祭りの次回以降の日にちは以下の通り。2013年8月13日、2014年8月2日、2015年8月20日、2016年8月9日、2017年8月28日、2019年8月7日、2020年、8月15日。もしもっと情報を知りたければ東京都国際交流委員会のウェブサイトを見てみてね。

Tanabata

もちろんこの日は流れ星を見るにも適した日なんだよ。これらの写真を撮った日は七夕ではないんだけど、僕は星の鑑賞を大いに楽しんだ、言葉を失ってしまうほどにね・・・一言だけ発した言葉がある、馬鹿みたいだけどさ、本当のことさ。「人生はクレイジーだ、ほんとにマジで。」

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はじめまして

Jordy Meow

私は日本在住のフランスの写真家のJordy Meowと申します。私は日本に来たり日本に滞在する外国人のために、風変わりであまり有名でない場所の情報を見つけたりシェアしたいと思っています。私は書籍を出版したこともございますし、現在は綺麗なガイドブックのシリーズを新たに準備しているところです。