ベルギーの廃墟巡りそこは僕のチェックリストでもトップクラスだ。フランスでリラックスしたバケーションを楽しんだ後、仕事しに日本に帰る前に、僕は素晴らしい4日間を過ごした、ベルギーのあまり知られていないところを発見することを目的にね。はじめの記事は荒廃した静かな商業用の施設について、2番目の記事は邸宅に焦点を当てるよ。。
まずはヴァル・ベノワ大学から紹介しよう、ここで紹介する記事の中ではここはそんなに荒廃していないほうだ。その大学はリエージュのど真ん中にあって警備員もちゃんとそこにいるんだ。ふぅ~ん!
終わりなき廊下、驚くほど沢山の教室、実験室、機械室があって一日では全部廻りきれない。
1930年代に立てられたこの大学は、6年前から事実上廃拠となった。でもここは修復されて、企業が入る予定だ。それ故、ここはいつも監視保護されている。
この探検の隠れた目的は、階段教室をみつけることだったんだけど、実際は・・・あちこちにあるんだ!そしてすべての教室が広々としている。残念だけどもうちょっとしたら行かなきゃいけない、だって警備員がいらいらしながらついてくるんだもの。
まぁ、いいさ、ベルギーの廃拠はここだけじゃないんだ!次の行き先はECVB。50年代の電力会社だ。地獄みたいな雰囲気だよ、ここは。
この場所は、冷たい石綿と錆びた鉄くずの匂いで充満している。ここでは感覚的なものはすべて閉ざして目だけ開けておいたほうがいい。
管理室の中の世界の終わりの後のような場所で自由の身になった気がした。そしてこの静けさ…!時折、水滴が落ちて鉄でできた巨大な胃袋の中に繰り返し響き渡る。電気から伝わってくる悪寒が脊柱を引き裂くようだ。
コッケリル(ベルギーの実業家)。それはベルギーの工業化をも表した名前で、それは今では終了を遂げた。その名前がベルギーの全ての廃拠となった施設を彷徨っている。あちらこちらでね。ユービックが望んだことさ。
もしこの場所で幽霊がいたとしたら、僕達は間違いなくその幽霊をコッケリルと呼ぶだろう。
この施設の中央部には、発電機がある。そうだよ、ここが僕達が非常に恩恵を受けている電気の源だ。上方に備え付けられている椅子を見て(それは僕の意見だともしここが稼動していたらすぐに落っこちちゃうと思うよ)。(僕達より前に来た)探検家はPaul Muad’Dibみたいに硬いメタルに向かって上に上ったりして飛び回りたかったんだろうな。
発電所の探検は失敗だってあったんだ: バッテリーがなくなった!そんなばかな、これでは写真が撮れないじゃないか。僕はカメラマンとしての準備はできていなかった。だから、バッテリーをチャージして(田舎のバーでね、もちろんベルギービールだって飲むさ)、そのあと次の場所へと出発したよ。次は墓場だ。
ここはとっても特徴があるんだ、なぜなら、ここはSNCB(ベルギー国営鉄道会社)の使われなくなった電車用の墓場として使用されているんだ。ここでまた僕達は再度、コッケリルの幽霊に再会するんだ。彼はここの多くの電車も作った。(とりわけ沢山の技術的欠陥があったからなぁ…ミステリアス!)
僕の苦手なものは屋根だ。僕は特にそれには惹かれない(むしろ東京で地震を経験して以来、受けつけない。僕はその時42階で暮らしていたんだ!)、でも僕はそこの奇妙な眺めの虜になった。そこは万一のことがあってもおかしくないような場所だったんだけれどね。もちろんそれはちょっとした運動で、こういった類の探検をしている間は甘く見ちゃいけないような危険だってあるんだ:)
茂みに戻る。SNCBの墓場は植物によってちゃんと保護されてると言える。僕達はもうひとつの機械室に入っていく、でも今度のはECVBのそれよりかなり現代的なものだ。その違いは明らかだ。
屋根からの視界から一番最初に見えたのは冷却塔だ。この塔は僕には原子力発電所に見えてしまう、突然、ちょっとしたストレスが!めまいを伴ってね。それはまるでミックスされた美味しいカクテルのようだ。
ここの内部はびっくり仰天だ。ECVBのまったく正反対だ、とても色鮮やかなんだ、大きな窓からは光が差し込んでいてその場所はものすごく広く感じた。
この場所は、こんなに大きな場所なのにも関わらず割と最近に発見された、この場所は単にIMパワープラントと名づけられた。
この場所ではこの巨大な鉄の固まりをジーーーっと眺めているだけで何時間も過ごせるんだ・・・。配管の緻密さ、その背後にあるしなびたシャワー、吊るされた蛇みたいなもの、オレンジ色の甲らに床に引っ掛けられた多数の足などなど・・・その大きな塊はメタルの筋肉を使って僕達の身体に飛び乗ろうとしているみたいだ。
ちょっと遠くにある管理室のドアの前で僕は立ち止まる。でも・・・。誰か中にいるのか!?カーキ色のマントをまとった誰かが椅子の上に倒れるように座っているじゃないか!僕は室内のほかの場所にちらっと目を移した、けれどもそのシルエットはまったく反応ないようだ。僕達はその後もう一度この場所に戻ったんだけど、実はマントだけが置いてあったんだよ。薄暗いところで光の悪戯が合わさった妄想だったんだ。
僕達はこの素晴らしい工場を後にした。次の訪問場所、ビクトリアメリヤス類製造工場へ行くためにね。そこへ行くのは本当に困難なんだ(茨が沢山あって、唯一半分だけ開いている窓はかなり高いところしかなくてね)、でもレトロでそれでいて未来的な機械はとても絵になるんだ。
これらがベルギーの廃工場だ。次の記事は廃拠の異なった面をお見せするよ、こんな攻撃的な感じでもなく、メタリックな雰囲気もないもっと静かなもの悲しい感じだ。僕達のもっと身近に感じる雰囲気だ。
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