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Habushiura Park

新島: 火山島

東京都の中でも、最も南に位置する伊豆諸島の一つ新島。ナイトフェリーに乗っていきました。なかなか快適でした。朝の6時、甲板から臨むと、水平線に新島が見えました。新島は、火山島です。火山岩の中でも珍しいコーガ石が多いことで有名です。

退屈かもしれませんが地質学の話を。もちろん私も詳しくはありません。コーガ石は、火山石である流紋岩の一種です。流紋岩は、花崗岩と成分としては同じです。違いは何か?花崗岩が、マグマが地中深くで固まって形成された石なのに対し、流紋岩は噴火時の地表に流れた溶岩が地表で急激に固まったものです。結果、流紋岩の結晶はより細かいのです。中でもコーガ石は、日本(とバリ)でしかみられない『made in JAPAN』ですから、流紋石の中でも良いものでしょう:)

光と風と海の塔

フェリーが波止場につくと、今後の移動手段を考えました。車?自転車?歩き?この島にはたくさん見るものがあり、火山島なだけに、アップダウンが多いい。自転車も良いけど、どうしようかな?
このモニュメントのような階段を登りつつ考えました。

この建物の名前は、新島の特徴をよく表していました。:『光と風と海の塔』この島は、サーファーの島です。でも、コーガ石については?わざわざ書く必要もない。だってこのモニュメント自体がコーガ石で出来ているんですから!頂上では、ギリシヤもそんなに遠いとは思えないかも⁇

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移動は車にしました。さあ、レンタカーはどこだ?地図でたまたま見つけたお店に電話。手違いがあり1時間ほど待っていると、少し風変わりなおじさんが車で迎えに来てくれました。着いたお店も風変わり。車はどれも使い込んだもので…。あてがわれた車は、エンジン音が大きめな、とても草臥れた車。お値段はなんとびっくり!一日1万円!メリットは、返却条件が車が動く状態で返す、というとってもシンプルだった点😎

大峰展望台

結果、”高級”レンタカーにして大正解!山道も快適に走行。おかげで朝しか見られない海の色を、島の高いところから眺められました。

大峰展望台の良い点は、観光客がそれほど多くはない場所で、絶景が臨めること。左手には、海岸と島の中心地が広がります。

右手に広がる海岸線。飛行場は一つで、たった一つの滑走路が文字通り島を二つに切るかのように走っています。トンネルは、若郷とは逆方向に岩をくりぬき走っていました。

石山展望台

採石場を、しばらく進むと、コーガ石のモアイがあり、そこからは、翌日行く予定の式根島も見えます。

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北側を見てみると、前の展望台ほどはっきりとはしていませんが、空港が見えます。

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富士見峠展望台

続けて、もう一つ、ほぼ島の真ん中に位置する富士見峠展望台へ。ここからは、遠くですが式根島が、そして前景には島の中心地が、どちらもはっきりと見えました。

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晴れ渡った日には、伊豆半島(こちらの伊豆半島での一日もどうぞ!)、そして富士山が見えます。これは…残念な感じ😢。写真には早朝か日の入の時がベストでしょう。

新島水公園

アップダウンがある新島の道路も、“高級”レンタカーにとっては慣れたもの。ハリウッド俳優のように、我が道顔で弾むように進む進む。だあれもいない駐車場の後方で滑るにように停車。大きなエンジン音は、鳥の音も滝の音もかき消す。さすがは”高級”車。

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エデンの園には、ガロロマン様式を模した建物がありました。とても可愛らしい。公園のテーマは分かりませんでしたが、コーガ石と水という新島のテーマは感じました。

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これは子供にはもってこいの公園。東京なら家族連れで賑わっていることでしょう!

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モアイ像

長年新島に興味があったのは、島に点在しているモアイ像を物色(!)したかったからです。

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もちろん、イースター島のモアイに触発されて作られたもの。でも、日本のモアイで有名なのは、新島ではなく、東京の渋谷駅のモアイ像ですね!

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創作者は、大後友一さん (故人)。新島に、観光客を魅了するような、力強いシンボルを望まれ作製されました。

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60年代より、多くの批判にあいながらも、大後さんと友人たちは、建造を続けました。もちろん、材質は100%コーガ石です。

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新島村

新島村をみていきましょう。家については特段ないのですが、耐候性のコンクリート(コーガ石ではなく…)建築の家が多かったです。

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印象的だったのは、かまくらのような奇妙な建物。また、廃墟のような空家(数件ほど)や、パン屋(毎朝お世話になりました!)、数は本当に少ないですが旅館、小さなホテル、そしてレストランは7,8件ほどありました。

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コンビニも、銀行もない。夕食のお店は前もって必ず予約しましょう。でないと、食べ物を探し求めて、ふたくされながら彷徨うこととなります(体験談)…。

幸運にも、島で一番の寿司屋さんに予約ができました!さて、この寿司屋は、我らの予想に応えるのか否か?

栄寿司

正直、内装には努力が必要だと感じました。たくさんの客に対応するために突貫的に作られたように感じました。良かった点は、カウンター席に着けたこと(仕事中の料理人に感謝ができるので、個人的にカウンター好きです)、そして料理は美味しかったこと!写真は、島寿司。伊豆諸島の名物料理。漬けにした白身魚に、からしを付けていただきます。上手い…。

sushi

そしてなんといっても、明日葉の天ぷら!地産の明日葉をアルデンテに揚げている。日本酒との相性は、もちろん格別。でも!名産のコーガで作られて料理がないのは残念。例えば、コガ・コーラとか…?(フレンチジョーク🤭)

深夜の新島

23時。全ては寝静まり、島は真っ暗。さて宿に戻ろう!宿は適当に選びました。初日に泊まった旅館大野屋は、とても良かったけれど二日目のは…。時間が停まったのように古いホテルの割には値段がやや高め。選ぶ時は、事前準備をお忘れなく!

湯の浜露天温泉

再び朝が来ました。素泊まりだったので、今日も島で唯一(確かめていませんよ)のパン屋さん、かじやベーカリーでパンを購入。新島には、有名な露天風呂があると聞いていたので、早速向かいます。

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夕暮れ時は日の入り目当てに混む場所も、朝の7時には、ほぼ皆無。この露天風呂は24時間開いています。たまたま夜に来たとしても、楽しめます! ✨

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有料の温泉もあります。外観は無料のに比べるとかなり古典的で対照的。きちんと身体を洗ったり、マッサージを受けたり、泥浴を楽しむのであれば、有料がお勧めです。

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湯の浜温泉沿いの海岸には、コーガ石で作られた彫刻がたくさんありました。

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流人墓地

もう一つの新島の観光名所。それは墓地。入り口には白砂の小道があります。光と色のコントラストがまた最高に素晴らしい。

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とても居心地が良い墓地でした。白砂、南国の花々、大切にされている雰囲気が伝わります。ある意味、町の中心部より幸せな場所かもしれません🤫 墓石はコーガ石なのかな?

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霊園の中でも一段下がった場所にあるお墓。江戸時代に島流しにあった方々のお墓です。

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『流人』の墓地とは思えませんね。『流人』の中には様々な身分の人いて、医学や学問への造詣が深い方もいました。そのため島の人から尊敬されたそうです。

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墓地の近くには、こんな不可思議な動物がいます。さて、ここは、どこでしょうか?ヒントは下の写真です。よければ探してみてください👍

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若郷

“高級”レンタカーを借りた理由、本当の理由。単に島を周りたかったからではありません。若郷に行きたかったからです!どんな場所でしょうか?!

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まず静粛な表情の女性(?)がお出迎え。ここで何をしたかというと…?実は何も。探索を試みましたが、神社、学校、お家…。残念ながら特筆したいものは、ありませんでした。

そうなわけで、しばらく港でのんびり…

… そして近くには一羽のカモメ。人はおらず。

羽伏浦海岸

新島のシンボルへも行きました!ちょっと観光に来た人も、キャンプの人も、サーファーも集う場所、羽伏浦海岸!

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海岸は、信じられないほどの美しさ!でもこの日は誰もいませんでした。波はとても穏やかで、サーファーの憧れ「チューブ」はきませんでした。

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羽伏浦公園

お次は、羽伏浦公園へ。英語のガイドにはthe “interactive” Habushiura parkとあります。”interactive”という響きは90年代の感じがしました。”interactive” とありましたが、特別に魅力的なアトラクション(キヤンプ場はあります)はありません。でも、とっても魅力的なカップルには出会いました。

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この公園は、とにかく広い。あるものは、ちょっとしたテーブルと、奇妙な石。観光客がたくさん来ても大丈夫!

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白いママ断層

これは秘密の話ですが、私は北海道から沖縄まで日本の名だたるたくさんの海岸に行きました。が、静寂さ、自然の透明感、そして美しさ。すべてにおいて、この海岸に及ぶものはありません。場所は羽伏浦海岸の中でも南側。

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有名な白ママ断層 この光景はじきに見られなくなるでしょう。

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… なぜなら、断層は崩れているからです! 😵

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雨、風、波といった絶え間ない自然の力に晒されたコーガ石の断層は崩れ、まるで白い滝のよう。

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砂と化したコーガ石は、太平洋に流れこみます。あ!遂にサーファーに出会いました!新島でも最年長のサーファー。さすがはベストスポットを知っています。

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空港に向かう前、またしばらく海岸へ。鳥のような小さな飛行機で、35分後には調布飛行場に着きました。

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新島は素晴らしい場所でした。でも、島でのトータルコストは、少々『観光地』コスト。今回は宿に泊まりましたが、テントも楽しいでしょうね。食べ物、そしてサーフボードを忘れずに! 🏄‍♂️

はじめまして

私は日本在住のフランスの写真家のJordy Meowと申します。私は日本に来たり日本に滞在する外国人のために、風変わりであまり有名でない場所の情報を見つけたりシェアしたいと思っています。私は書籍を出版したこともございますし、現在は綺麗なガイドブックのシリーズを新たに準備しているところです。