鬼殺しを数パックと軽食を食べてから夜の冒険を開始した。月明かりの下、瓦礫の上で踊るしか身体を温める方法がない。寒さが蚊を追い払い、夜行性動物を歓迎してくれた。ヘッドライトをつけた廃墟探検家とネズミのことだ。
軍艦島の夕日
"月が出た出た、月が出た…"
httpv://www.youtube.com/watch?v=yYDCcT5vZ_c
今夜のような満月の夜を想像して欲しい。鉱夫たちはこの歌を歌っていただろうか?
端島銀座に灯がともり、 一日の重労働を終え、熱燗を楽しむ若い男たちで溢れかえっていただろうか?暖かいオレンジ色の電気がついた65号棟では、ベランダから主婦たちが、下で遊ぶ子供たちに向かって夕食に帰って来なさいと呼んでいただろうか?風呂に溢れる湯気が立ち上る湯は、鉱夫たちの汗や涙を洗い流してくれただろうか?
軍艦島の夜
その輝かしい過去は、静けさの中で私たちが想像するしかなく、歴史の中を歩いてゆく。ヒューヒュー吹きすさぶ北風が物語ってくれる。寒さが骨まで染み渡り、むせび泣く幽霊はそれぞれの部屋にいる。心地良い夏の夜ではなく、ここは軍艦島の冬なのだというやるせない気分から逃れるには歩き続けるしかない。この神聖な場所に足を踏み入れるすべての魂に、昼であろうと夜であろうと取り憑くのだ。
軍艦島の朝日
歩き続けなくては、日の出が迫っている。40年前と同じように、普通の生活に私たちを連れ戻す長崎からのフェリーがここに向かっている。朝霧の中、荒波を超えながら向かってくるフェリーの明かりが見える。岸壁に近づいてくるフェリーの船長に指示を与えるための鐘が鳴るのが聞こえる。
軍艦島探求を読んでもらいたい。(^_^) 来てくれてありがとう!
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