Explore the Depths: Doai Station in Gunma Prefecture, Japan, a surreal and captivating experience.
Explore the depths of Doai Station in Japans Gunma Prefecture for a surreal and captivating journey into the unknown.

土合駅 : 地中への旅

群馬県の中央部に不気味な鉄道駅がある。その駅は、僕達をまっすぐに地中の中心に導くんだ!

群馬県の中央部に不気味な鉄道駅がある。その駅は、僕達をまっすぐに地中の中心に導くんだ!もしくはほぼ中心まで、とも言えよう。そこは、日本で利用されているもっとも深いJRの鉄道駅なんだ。今回は土合駅を紹介するよ!

Abandoned Futuristic Building

土合駅

ごめんごめん、実は上の写真は土合駅のものじゃないんだ、ただ単に道中で見つけた馬鹿でかいコンクリートの建物なんだ。それはね、僕が日本を旅しているときに偶然見つけてしまう奇妙なものの類なんだ。それでは本題に戻ろう。土合駅の目の前にいる。今後こそはホンモノだよ。

Doai Station

この鉄道駅(JR)は、いわゆる関東地方の北西に位置する群馬県と新潟県を結ぶ上越線にある。だから、廃拠駅とかでは全然ないんだ!でもこの駅はね、実際の利用者より興味があって訪れる人のほうが多いらしいんだ:)  まぁもっともこの付近にはそれ以外に大したものはないってことは言っておかないとね。

Doai Station

駅の入り口がどうなってるかって、そこはね、日本でもっとも深いところにある駅で、ホームに辿りつく為に486段もの階段を降りなきゃ(もしくは上らなきゃ)ならないんだ。70メートルも地中に入らないといけないんだ。およそ10分はかかる。でも正直にいうと、東京に住んでいる人たちは地中を長く歩くことに既に慣れているからね、六本木駅だって40メートルもの深さがあるんだ(東京ではそこが一番深い)。つまり、エスカレーターもなく、駅員もおらず、利用する乗客もあまりいない、そして洞窟を彷彿とさせる雰囲気を考えると、やっぱり土合駅は行ってみる価値のあるところと言えるだろうな。

Doai Station

地中への旅

第一ステップは古いトンネルだ、そこは先を行くために通り抜けていくだけのもの、でもその後は山の中を斜めにただただ下に進んでいくんだ。

Doai Station

本当のトンネルに入る直前に地中への入り口の扉がある。その扉を開けた時の驚きといったら!地中深くから突然吹き付けるありえないくらいの風に身体をもっていかれそうになった・・・そして僕の後ろの扉を閉めることさえ諦めざるをえなかったんだ、ミッションインポシブル。

Doai Station

この扉を抜けると、階段が永遠と続くのが上から見える、そこからはわずかだけど向かう先がみえる。よし、それじゃあ今から486段降りていくよ!下に到着するまでの10分は思ったより短かかったよ。

Doai Station

土合駅ホーム

下には、まじでお化けがでそうなホームがある。そこには誰もいない(実は、いたんだ、でも家族でそこを散歩するなんてあまりに珍しすぎる)、静寂に包まれていて、寒いんだ、でもネオンといくつかの灯りが存在しているからまだここが廃拠になっていない場所だってことを思い起こさせてくれる。

Doai Station

このホームは群馬と新潟を結ぶ清水トンネルのど真ん中に位置する(トンネルは14キロ続く)。このトンネルが開通する前には、電車は碓井峠を越えなければならなくて、新潟から東京まで移動に4時間も掛かったんだ!この古い路線に関しては、“碓氷峠とめがね橋”というタイトルでトトロタイムズの別の記事で紹介しているよ。

Doai Station

おぉっと、ホームに到着して20分くらい経過したそのとき、遠くから耳鳴りみたいな音が聞こえてきた。そして光が!電車か?!?ここに止るのか?

Doai Station

でも実際は待っている乗客は誰もいないみたいだ。小刻みに振動するカメラを構える僕以外はね。そして結果はというとね。

Doai Station

電車は止まらずにあっという間に過ぎ去った、僕の目としっかり押さえてなくちゃいけなかった振動するカメラから数センチしか離れていないところを通り過ぎてね。日本における安全というのはそんなに恒常じゃないんだ;)だからこの土合駅は有名な日本のガイドブック“無価値の死”とかで紹介されないほうがいいんじゃないかと思うんだ。チェックしてみてね。

Doai Station

土合駅を上る

少なくとも駅の隅から隅まで(なんもないけれどね)1時間ほど探検したあと、地上へと向かうことにする。上りはもちろんすぐに息がきれちゃうけれど、日本人はちゃんとそのことも考慮している、幸いなことにね、ちょうど上りの真ん中付近に幾つかのベンチを設置しているんだ!とってもロマンチックでもある、とりわけこんな雰囲気の中ではね。

Doai Station

この駅につけられたオフィシャルな異名は“ 日本一のモグラ駅”だ。このすでに掘られている地中ギャラリーをモグラたちが鑑賞するとは思えないけどね、でも、まあその名前もありかな。かわいいマスコットモグラをあちらこちらに描いておくのもありかもしれない、でもそんな絵はないんだ!あとね、左側の通路がとっても狭いことにも注目してね。水は流れているし、小石だらけだ、ここはいったい何のために、もしかしてエスカレーターを作るためだったのか?きっとそうだな。よし、頑張って上らなきゃ!

Doai Station

230段・・・

Doai Station

280段・・・

Doai Station

よーし、もうちょっとだ・・・

Doai Station

現実世界に戻った。ところで(鉄道駅に関する)情報をいくつか、日本で最も深いところに存在する鉄道駅は吉岡海底駅だ。しかしながら2000年からは利用されていない。新幹線は青森と北海道間を結んでいるけれどここには止らない。もし、高いところにある駅に興味があったら野辺山駅ってのがあるよ。そこは日本でもっとも標高の高いところに位置する駅なんだ!僕はそこにも行ったことがあるんだけどまったくもって偶然の訪問だったんだ。そこには駅よりももっといい見所があるんだ・・・それについてはまた次の記事で紹介するよ:) それまでにグーグルマップで土合駅がどこにあるか確認しておいてね。:)

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はじめまして

Jordy Meow

私は日本在住のフランスの写真家のJordy Meowと申します。私は日本に来たり日本に滞在する外国人のために、風変わりであまり有名でない場所の情報を見つけたりシェアしたいと思っています。私は書籍を出版したこともございますし、現在は綺麗なガイドブックのシリーズを新たに準備しているところです。