僕はわさびが大好き!ジャン・レノがその太い指で貪り食っている“Wasabi”(可愛い広末涼子出演の)映画のワンシーンを思い出す?まぁ、僕も同じことをした: 同じようにためらいなく手づかみで食べたよ。 とはいえ(もうちょっと明確に説明しなきゃね)、箸を使って食べるのはとても難しいんだ。嗚呼、日本に住む前はわさびがどんなものかってこと全く知らなかったんだけどね・・・。
もちろん、日本に来れば市場やスーパーマーケットで見かけるし、たまにレストランで自分でおろして食べることだってできるんだ。でもわさび栽培ってどんなだろう?まったく思いつかない!
さあ、ここからは日本アルプスの美しい安曇野地方についてだ。ここは多くの理由で素晴らしい場所のひとつといえるだろう・・・
・・・そのひとつにとても有名なわさび農場があるんだ!大王わさび農場といって、1915年から創業されている家族経営の農園だ。わさびを見たことないって?えーっと、これがワサビの像だよ!プレゼンテーションはこれでおしまい。
わさび栽培は非常に難しいらしくてそれぞれの農場には代々伝えられている栽培の秘密や方法があるらしい。でも共通の特徴があってそれはすなわち、清流を必要とする(だから山の近くじゃないとね。)。この下の写真で、一面に黒いフィルターが見えるでしょ。これは、直射日光を防ぐ為なんだよ。
このわさびはまだとても小さいものなんだ・・・わさびは消費できるまでに2,3年は必要なんだって!当然値段は高いし、その上日本円は強い・・・ご存知のとおり日本では今問題があって、多くのレストランが中国や台湾から仕入れる傾向にあるんだ。これらの国では、わさびは歯磨き粉のチューブに入れられて輸入され販売されている。そうだよ、フランスでみかけるその殆どは一般的にそれなんだ!味があまりなくて目がかなりつんとするんだ。
僕達は、農場内をまるでどこかの公園にいるみたいに散歩した。とっても美しいんだ、小さな小路があちこちにあって、ベンチもある、素晴らしい一日をとてもリラックスした気分で楽しめるよ。
一度このワサビハイウエイをくまなく歩いたら、その次はワサビビール、ワサビケーキ、ワサビアイス、ワサビコロッケ、ワサビ炭酸飲料、ワサビ入りの寿司なんかにトライしたり、友人や同僚にお土産として買うことだってできる、それらに飽きちゃったら・・・休憩する素晴らしい場所があるんだ!はぁ、幸運なことにね。
実をいうと、この旅はわさび農場が目的ではなくて、この素晴らしい場所を訪れるためだったんだ・・・
そこは魔法みたいな色の川があって水車があちらこちらに点在する。それにここは耳にとっても本当の天国なんだよ。聞いてみて。
雰囲気はまさに極上だ: 鳥のさえずり、水の音、そしてきしむ古い水車の音・・・。そして時折聞こえてくるやっかいな蚊。
この場所を見ることなく通り過ぎちゃうということは、まずない。だから残念なことに僕達が望むような秘密の場所じゃないのさ。1990年に、黒澤明監督の「夢」という映画のロケ地として使われている。水車のある村としてね。
僕達はこの古びた水車の元で長く過ごした、その音を聞き、水の中で踊る水草を眺めながら。この場所はただただ最高だ。
ここからそんなに遠くないところに黒部ダムがある。もしまだ行ったことがなかったら、是非行くべきだよ:)
そして、日本に関するすばらしいコンテンツをもっと見るには、Jordy Meow をインスタグラムでフォローしてください! 🎵