軍艦島は長崎県に位置する無人島で、正式名称は「端島」だが、「軍艦島」の通称でも知られている。この防波堤に囲まれた島は、巨大なコンクリートの建物を含む街全体が廃墟と化しており、そのすばらしい外観で有名である。また、ジェームスボンドの映画「スカイフォール」のなかで「デッドシティ」のモデルとなったこともあり、軍艦島はより広く知られることとなった。ここ数年で数回にわたり島を訪れる機会に恵まれたので、軍艦島への上陸がどのようなものなのか、ここに紹介する。2015年7月5日、
公式ツアーと非公式ツアー
軍艦島へのツアーには、「軍艦島ツアー」のような公式ツアーが存在するが、下記の紫色のエリアへしか入ることができない。また、上陸には長崎市役所の許可が必要となる(また、日本語で書かれた計画書も必要)。最近では許可をもらうのは簡単なことではないが、もちろんやってみるだけの価値はある。
軍艦島については、これまで別々にいくつかの記事を書いてきたが、この記事はこれまでのサマリーとなっており、特に夜の散策と軍艦島の元住民へのインタビュー記事は必見だ。
軍艦島について
軍艦島は採掘施設として、1890年に所有者であった領主から三菱が買収し、縦坑が設置、埋め立てが行われ、島のサイズが増大した。最初の建物(30号棟)は1916年に建設され、これが日本初の鉄筋コンクリートの建造物となった。
小さな村はすぐさま巨大なコンクリートの迷宮のような都市へと発展した。1959年には地球上で最も人口密度の高い場所となり、5,259もの人がこの小さな島に居住していた(7,301人/km2)!しかしその後すぐに、石炭の代替品として石油が普及したことから、鉱山労働者及び島の住民は徐々に島を後にし、1974年には島は閉鎖されることとなった。
2001年には三菱が長崎市に島を譲渡し、2009年より公式にツアー客向けに島が公開された。
最初の訪問
私は2010年に初めて軍艦島訪問を果たした。当時の私が交渉で実現できたのは、たった1時間のみの上陸ではあったが、私はこの1時間を最大限に活用して島じゅうを走り回った。結果は素晴らしいものとは呼べないが、かなり楽しむことはできた。この記録をより楽しんでもらうため、歴史についても触れて記事を書いた。:軍艦島の1時間
65号棟
学校
島の中でも私のお気に入りスポットの一つである学校は、立ち入り禁止区域内に入って最初に見つけることのできる建物でもある。学校の写真はこちら:軍艦島の学校
坂本道徳のインタビュー
私は、以前島の住民であった坂本道徳氏にお会いし、島の探索に同行してもらった。彼はこの島を心から愛しており、現在島の公式ガイドも務めている。彼が愛着を持つ場所を案内してもらえたのは私たちにとって素敵な経験となった。インタビュー記事はこちら:坂本道徳のインタビュー
路地と階段の迷宮
この廃墟の町ではなんでも見つけることができる:2つの学校、たくさんの商店、病院に刑務所、プール、映画館に体育館。そしてこれら全てが、この島の非常に限られたスペースに適応するべく、小さくまとめられている。この記事の詳細はこちら:路地と地獄階段
天国と地獄の間で
軍艦島は全ての人から愛された島だったわけではない。そこには苦難の歴史と幸福な時間のコントラストがあったのだ。この記事はこちらから:軍艦島:天国と地獄の間で
夜の軍艦島
酒をひっかけて夜の軍艦島を散策したのは、私のお気に入りの思い出の一つだ。この記事はこちら:夜の軍艦島
神社、採鉱場、病院
この特別な3つの場所についてはまだ書くことが残っているので、近いうちに着手するつもりだ。ひとまず現状でできる限り、これらの場所の興味深く驚くべき詳細について書きたいと思う。最新の投稿はTwitterかFacebookで。
軍艦島での特別なツアーを楽しんで頂けたでしょうか。こちらにも写真のコレクションがあるので是非チェックしてみてください:Gunkanjima at Meow Photos。ありがとうございました。
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素晴らしいです! 私も機会があれば是非行ってみたいのですが…
現状はこうして写真を見る事くらいしか出来ません。
素晴らしい写真を本当にありがとうございます。
いつも楽しく拝見しています。
どの写真も中に引き込まれていくような錯覚に陥ります!
私もこのような写真をとってみたいものです…
どのような機材を使ったらこのような写真を撮ることができるのですか?
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