飛騨古川は、岐阜県にある静かで絵になる小さな町。隣町の(より有名な)高山と同様に、江戸時代(1603〜1867年)の木造建築が多く残されている。

大工の技で知られる町
高山は金森氏の長近によって築かれた。飛騨古川は、約400年前に長近の息子、可重によって開かれたことから、いわば弟分のような存在だ。町の設計は、かつての帝都・京都のように碁盤の目状に整備された。




古川の町は、高品質な木材と地元の大工たちの比類なき技術によって繁栄してきた。そして、この伝統的な職人技のおかげで、歴史地区の建物は見事に修復・保存されている。

瀬戸川という細い水路が、古い町並みを400メートルにわたって流れている。水路の両側には、真っ白な壁の古い木造家屋や蔵(白壁土蔵)が立ち並ぶ。この穏やかな雰囲気を乱すのは、跳ねる鯉だけ。水路には1,000匹以上の鯉が泳いでいる。





一見静かに見える古川だが、年に数回、熱狂的な祭りで賑わう。



古川の裸祭り
毎年4月19日と20日に古川祭が開催される。これは三大裸祭りの一つで、参加者はほとんど衣服を身につけない(裸=はだか)。この機会に、9台の豪華な歴史的な山車が人力で町中を引き回される。各山車は地区を代表している。地元の人々全員がこの賑やかな行列に参加し、音楽を奏で、踊る。


しかし、最大の見どころは4月19日の夜に登場する「起し太鼓」だ。午後9時30分から夜明けまで、巨大な太鼓(起し太鼓)がふんどし一丁の数百人の男たちによって町中を担がれる。








太鼓の両側に座った二人の男がリズムを打ち鳴らす。その後ろを、異なる地区を代表する12のグループが、巨大な太鼓に最も近い名誉ある位置を競い合う。ふんどし姿の男たちの群れが、夜遅くまで町の中心部を熱気で満たす。
飛騨古川トリビア
- 伝説によると、地元の大工たちは奈良時代(8世紀)から釘を一本も使わずに木造家屋を建てる技術を持っていたという。
- 飛騨古川駅は、アニメ映画『君の名は。』に登場する。東京に住む少年と日本の田舎に住む少女が、突然、不思議なことに体が入れ替わる物語だ。ホームの上、線路を見下ろす場所が、まさにあのシーンが撮影された場所だ。

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