Daruma doll burning ritual at Shorinzan Temple, Japan, surrounded by flames and ash.

少林山達磨寺:だるま市と、お焙き上げの炎

毎冬、群馬のある寺が赤いだるまで埋め尽くされ、やがてそれを炎へ返す。市と大きな火の物語。

群馬県高崎の高台に建つ少林山達磨寺は、高崎だるまの発祥地です。その歴史は寺そのものを紹介した記事で語っています。けれど年に一度、この場所は規模を変えます。市となり、そして大きな炎となるのです。ここで見つめたいのは、その一日です。

片目、そしてもう片目

炎を理解するには、まず願いを理解しなければなりません。だるまは、僧菩提達磨をかたどった、手も足もない丸い人形で、両目とも白いまま手に入れます。願いを込めて片方の目を描き、もう片方は目標が叶うまで待ちます。試験、健康、仕事、商売、家庭。棚の上に置かれた小さな赤い後押しが、一年のあいだ孄り添います。

一月は赤に染まる

毎年1月6日と7日、少林山達磨寺では「七草大祭だるま市」が開かれます。そのとき寺は規模を変えます。露店、参拝客、煙、祈り、売り手、そして大きさと色ごとに並べられた新しいだるま。

人々はその年のだるまを選び、願いを祈祷してもらい、古いものを返し、その文字を見比べます。日本の正月の気配がまだ漂っています。再生と、おおらかに受け入れられた縁起担ぎ、そして早くも揺らぎ始めた決意との、とても真剣な混ざり合い。健康、試験、商売、恋、金、家庭の平安。人間の望みの目録は、丸い腹の上にとてもきれいに収まります。

炎へ還る

年が明けると、多くのだるまが「お焙き上げ」という焼納の儀のために寺へ戻ってきます。だるまは感謝され、そして焼かれます。その所作は、願いが叶ったかどうかにかかわらず、ひとつの周期の終わりを告げます。

その瞬間は力強いものです。それぞれ異なる願いに結ばれた赤い顔の山が、炎の中へ消えていきます。感謝し、手放し、また始める。日本には時に、感情をとても潔く片づける流儀があります。炎の中へ、敬意とともに。

さあ、火を灯そう

残るのは、ひとつの素朴な問いです。どの願いに、最初の目を入れるべきか。そして一年が役目を果たしたら、また戻って炎へ返すことになるのかもしれません。少林山では、よい決意さえも見事に終わる術を知っています。さあ、火を灯しましょう。

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